構想から、約2年。ようやく形になりました。
この商品は山辺を連想させ、個性光るいなべの食材をぎゅっと詰め込んだ、宝石箱のような菓子缶です。
食材の生産者や調理、包装のデザインにいたるまで、いなべ市を拠点に活躍される皆さんと共に熟考を重ね作り上げました。
色彩にもこだわりをもたせ、蓋を開いて口に入れるその瞬間まで、彩り美しくたのしい、そんないなべ菓子「ののか」をどうぞお楽しみください。
また「ののか」では、旬の地域食材を使用するため、内容が季節毎変化していきます。
そちらもお楽しみいただければ嬉しいです。
いなべの食材を使った「ののか」のお菓子を一部ご紹介
か や 糖 衣 が け
いなべ市藤原町立田地区にある「シブなしカヤ」の木。寛永14年(今から約385年前)に植えられた実から育ったといわれています。そのカヤの実を炒って砂糖をまぶしました。独特な風味のカヤの実は、和製アーモンドともいわれています。
エ ゴ マ ア レ ッ テ ィ
雑穀農園 想樂やのいなべ市産エゴマをトッピングした可愛らしいクッキー。想樂やさんが大切に育てたエゴマは、栽培期間中の農薬は不使用。いなべの大地で力強く育ったエゴマです。
煎 茶
いなべ市の名産「石榑茶」。大安町石榑にあるおか茶屋の煎茶をたっぷり使った大人のクッキー。お茶の風味と旨みが口いっぱいに広がります。
和 紅 茶
大安町石榑にある、おか茶屋の和紅茶を使った香り豊かなクッキー。清らかな水が流れる麓で育った茶葉を発酵させ、つくられた和紅茶の茶葉をそのまま使用しています。
ビ ス コ ッ テ ィ
安心食品の店(豆腐屋さん)の伊藤さんが大切に育てた大豆からつくったおからパウダーに、季節のいなべ市産ドライフルーツ(今回は柿)を混ぜ込んだ、優しい甘さのビスコッティ。
ロ ー ズ マ リ ー
いなべ市産の生のローズマリーをそのまま使用し、粉チーズと粗塩をトッピングしたおつまみクッキー。
ち ん す こ う
ウコンと豊かな風味のあるいなべ市産生姜を練り込みました。食感がたのしいちんすこうです。
「ののか」を通じて大切にしたいこと
いなべならではの食材をふんだんに使用した「ののか」。
その食材(地域資源)の魅力を広く伝え、価値を高めていきます。また、その奥にある生産者さんの想いや製作環境、いなべの自然環境までも広く想像出来るよう、お伝えしていければと考えています。
お菓子として幅広い世代の皆さまに親しんで食べていただき、愛される「ののか」になっていきたいです。
缶について
イラストは、いなべ市の野山や草花をイメージしております。
食べ終わった後は、ご自身の大切なものを入れるなど、お使いいただけると幸いです。
artwork 川瀬 知代
販売について
販売価格 3,000 円 (税込)
※内容によって価格が変更になる場合がございます。
販売場所(2022.12月現在)
● inabe’s Shop(にぎわいの森内)三重県いなべ市北勢町阿下喜31 番地
OPEN 10:00 – 16:00(定休日:火・水)/ TEL 0594 – 72 – 7705
● Y / Y 三重県いなべ市北勢町其原701-2/ TEL 0594 – 87 – 5553
OPEN 10:00 – 16:00(定休日:日・月・火・祝)
店頭とお電話でのみご予約承ります。
いなべ菓子「ののか」produce/artwork/manufacture
川瀬 知代 / kawase tomoyo
市内在住のイラストレーター・アーティスト。また、料理研究家としても活躍する。今回、いなべで生まれ育ったからこその視点で地域食材を活かしいなべ菓子「ののか」をプロデュースした。その他、同市が発行する「いなべ暮らしを旅する2022」冊子の表紙や中面のイラストの他、「いなべ暮らしの市」や「inabeNOWTO」のロゴなども手がける。また、アパレルブランドのテキスタイルや、日本橋高島屋にショーウィンドウのペイントなど、全国でも活躍する。
監修
いなべ菓子「ののか」監修 pâtissier 林 美和 / hayashi miwa
桑名市多度町出身のパティシエ。パークハイアット東京ではペストリーを担当し、海外での実績も持つ実力派パティシエ。多度大社の前にある、「車久米穀店」の商品開発にも携わるなど、活動は多岐にわたる。
credit
いなべ菓子「ののか」開発に向けて、ご協力いただいた全てのいなべの皆さまに
心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
写真 鈴木 竜也
各種デザイン 山下 佳苗(granne design)