いなべ市在住の職人が集います!
ここいなべ市でも、巧みな技術を持つたくさんの職人さんが、様々な分野で活躍しています。
手でつくり上げられたものは、やはりあたたかみがあり、暮らしの中に優しく溶け込みます。
今回、いなべ市在住の木工職人2名の美しい組子細工をはじめとする工芸品や、
美術家による、員弁川と青川の砂を使用したオリジナル陶器、そして絵画の展示を行います。
7月29日(日)の最終日には、木工職人 木村 修さんによる、木工教室も開催予定です。
ぜひ!この機会に、いなべ市で生まれた作品の数々を見にお越しください。
《 う つ わ と 木 工 芸 品 展 》
木工職人:木村 修さん / 原田 喜巧男さん
美術家(絵画/陶芸):渡辺 靖隆 さん
【会期】
2018年7月21日(土)~ 7月29日(日)/ 入場料無料
営業時間 :11時〜17時
休廊 :水曜日と木曜日
【展示会場】 岩田商店ギャラリー
三重県いなべ市北勢町阿下喜1051-10
【問】TEL 0594-41-5220(岩田商店)
職人さんご紹介
▶︎ 木工職人 木村 修さん
いなべ市で永年建具職人として、組子細工を主とする衝立(ついたて)や、木工芸品を制作されている、木村修さん。
北勢町阿下喜にある、いなべまちかど博物館「遊木館」の館長さんでもあります。
木の色彩や木目、それぞれ木が持つ特徴を、最大限に活かされた作品は大変美しく繊細です。
▶︎ 木工職人 原田 喜巧男さん
木村さんに同じく、いなべ市で建具職人として、組子細工を主とする衝立(ついたて)などを制作されている原田喜巧男さん。
木を組み合わせ升目を作り、着色した1cmほどの細かなパーツを差し込んで制作していきます。
真横から見ると、文字や模様が立体的に浮かび上がります。
▶︎ 美術家(絵画/陶芸) 渡辺 靖隆 さん
北勢町「鼓(つづみ)」にある、いなべまちかど博物館「鼓月山荘」の館長 渡辺靖隆さんは、
美術家として40年以上抽象画を描いており、国内外で開催される展覧会に出展しています。
退職を機に自宅内のスペースを自ら改装したという館内は、渡辺先生が制作された絵画や陶器作品が並ぶ、ギャラリーになっています。
また、絵画と並行して、自宅にある窯で、三重県の北東部を流れる員弁川と青川の砂やを混ぜ込んだ陶器や、
北勢町の雑木を燃やして出た灰を、釉(うわぐすり)にして制作した茶碗などを制作しています。
1回で抹茶碗を80個ほど焼き上げることが可能という大きな窯。
渡辺さんは「いなべ らしさがあるオリジナルの陶器を、いかに制作するか」を考え、試行錯誤し、
2017年の12月頃から、約半年かけて200点以上もの陶芸作品を作り上げたそう。
こちらの陶器は、今回の展示会をはじめ、まちかど博物館「鼓月山荘」で購入できます!
「北勢町 鼓(つづみ)というエリアを多くの人に知ってもらいたい」と話す渡辺さん。
まちかど博物館「鼓月山荘」の周辺は、市内麓とはまた違った雰囲気の美しい森に囲まれています。
渡辺さんは、大変気さくなお人柄で、楽しく会話がはずみます。
ぜひ、一度訪れてみてください。
〈撮影〉
いなべ市役所 企画部 政策課