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【レポート】「人to暮らしto自然toつながるLab.2024」リスクマネジメント研修を開催しました!

5月28日(火)から5月30日(木)までの3日間、『自然の中でこどもと心豊かに遊ぶ』をテーマに、...

24
June
2024
投稿者:事務局

5月28日(火)から5月30日(木)までの3日間、『自然の中でこどもと心豊かに遊ぶ』をテーマに、シーン毎での「リスク(危険)」を知り、回避・対処する手法を学ぶ「事故予防」と、いざという時の適切な「応急処置」を学ぶ、リスクマネジメント研修を実施しました。

今回の研修を通じて、暮らしの側にある「自然」を知り・学び、その魅力に気づくきっかけにつなげると同時に、身近にある「自然」が、こどもたちの遊び場・過ごす場として、ひとつの選択肢になればと考えます。

今回は、市内を拠点に活動する皆さんをはじめ、保育士・保護者の皆さんなど、たくさんの方が受講くださいました。ご参加いただき、ありがとうございました。

▼以下、研修内容の詳細になります。
今回研修を受講いただけなかった方でも、プログラムによっては資料のダウンロードが可能です。
この機会にぜひ!参考にしてみてください。また、市では引き続き、今回のような研修を開催できるよう検討していきます。

❶【年齢別(未就学児〜小学生)事故予防のポイント】

本研修プログラムでは、0歳から6歳(未就学児)のこどもに、予期せず起こりやすい事故とその予防法、もしもの時の対処法のポイントをまとめた「事故防止ハンドブック」(こども家庭庁発行)の掲載内容に沿った研修を実施。
シーン毎での事故事例から要因を分析したり、イラストからリスクを出し合うグループワークなども行いました。

▼参考資料

以下、こどもまんなか「こども家庭庁」より

こどもの周囲の大人たちが、安全な製品の選択、正しい利用により、こどもの身の回りの環境を整備して、対策を立てることで、防げる事故があります。
明るく楽しい子育てと、毎日の生活のために、こどもを事故から守る正しい知識を身に付ける一助となれば幸いです。

❷ 【川の安全対策】

川などでの水難事故の原因やデータ分析を行う公益財団法人河川財団が、2001年より水辺の事故を防ぐため「水辺の安全ハンドブック」を作成、公開しています。
本研修プログラムでは、ハンドブックの掲載内容に沿いながら、川の特性をはじめ危険について、川の体験活動を実施する際の判断基準、ライフジャケットやスローロープ(スローバッグ)など安全対策の装備について学ぶ研修を実施しました。

▼参考資料

❸ 山・キャンプの安全対策

本研修プログラムでは、以下内容の研修を実施しました。

  • 病気・ケガから考える山・キャンプの安全対策(高山病、低体温症、脱水、転倒・転落、落雷、子どもの見失い、熱中症、やけど)
  • 命を守る山・キャンプの服装、装備の基本(実際の衣類や装備品の紹介)
  • 登山計画について

❹-リスクマネジメント研修①体験活動事故予防 座学+グループワーク
❺-リスクマネジメント研修②体験活動事故予防 座学+野外演習+グループワーク

本研修プログラムでは、【個人のリスク発見スキルを高める方法】【指導者間の連携】【重大事故発生時における指導者の法的責任】などを含む、「リスクマネジメントの基本手順」を体験やディスカッションを交えて学び、セイフティーリーダー(ASL)資格認定講座として実施しました。

❻ 小児の応急手当(緊急性の低い傷病の処置)

本研修プログラムでは、以下「一次ケア:緊急性の低い傷病の処置」を中心とした、小児の応急手当てを学ぶ研修を実施しました。

  • もしもこんな場面に遭遇したら?(ケース紹介を行い、どのような対応を取るべきかを考える)
  • 救急ケアの定義(一次ケア:緊急性が高い傷病の処置、二次ケア:緊急性が低い傷病の処置)
  • 緊急性の判断 〜3つの重要器官、脊髄損傷
  • 子どもの救命処置の特徴(ケース紹介を行い、どのような対応を取るべきかを考える)
  • 救助者の心構え
  • 様々なケガの処置と受診の目安 〜擦り傷・切り傷、骨や関節、頭や目のケガ
  • 応急手当ての基本手順 〜ケガの手当ての前にやるべきこと など